学びを、経済的な理由で止めないために
不登校や登校しぶりの支援を続ける中で、学びたい気持ちはあるのに、費用の壁で継続が難しくなる現実に、私たちは何度も出会ってきました。
その空白を少しでも埋めるために、noteを通じた学習継続支援の仕組みを始めました。
なぜ、この仕組みを始めたのか
現在、鹿児島県にも南九州市にも、不登校の児童生徒に対する直接的な補助制度はありません。
義務教育の期間に、学校との不一致や学校環境そのものを主な要因として不登校になった子どもたちに対して、その後の支援費用を家庭だけが負担しなければならないのは、どこか筋が違うのではないか。私たちは以前からそう感じてきました。
これまで、国や県、近隣自治体にも陳情や請願、議員請願を行ってきました。話は熱心に聞いていただけます。しかし、制度が動くにはどうしても時間がかかります。けれど、現場は待ってくれません。
いま起きていること
中学校を中心に不登校の子どもたちは確実に増えています。一方で、公的支援の多くは、基本的に「学校へ戻ること」を前提に組まれています。
もちろん、それ自体を否定したいわけではありません。ただ、現実には制約も多く、制服を着て校門をくぐることそのものが、すでに高い壁になっている子どももいます。それでも、金銭的な理由から、そこを選ばざるを得ないご家庭がある。そこからもはみ出てしまった子どもたちの受け皿は、結局のところ民間に委ねられています。
もし経済的な壁が少しでも低くなれば、私たちのような民間のフリースクールや学習支援の場は、もっと受け皿として機能できます。居場所が必要な子、学校とは別の形で学び直したい子、もう一度人とつながる準備をしたい子にとって、選択肢がひとつ増えるだけでも意味があります。
どのような仕組みか
noteを通じて集まった資金を、経済的事情により学びの継続が難しいご家庭への支援に充てていきます。
- 入会金の補助
- 月謝の補助
- 教材費の補助
- 端末や通信環境の準備支援
これは、特定のご家庭への直接寄付ではありません。学びの現場そのものを支え、その結果として必要なご家庭へ支援を届けていくための仕組みです。
支援の状況については、個人情報に十分配慮し、匿名化した形でご報告していきます。
小さくても、今できることを
大きな制度ではありません。けれど、公的支援の空白を前にして、何もせず待っているよりは、ずっとましだと思っています。
この仕組みは、南九州市や鹿児島県だけの話ではありません。同じように、支援のはざまで苦しんでいる子どもたちや保護者の方は、全国にいます。
必要な子に、必要な支えが、少しでも早く届くように。まずは、小さくても、ここから始めていきます。
